今回ご紹介いたします施工事例は、兵庫県神戸湊川神社近くの美容室さまをご紹介いたします。
今まで働いていた美容サロン暖かなプッシュを受け「acot(アコット)」として独立。ロゴデザインから関わらせていただきました。
設計担当:小杉
施主様からのご希望
・本物の木を用い、かっこよくなり過ぎずカジュアルに。
・特別感を持ったやわらかい空間にしたい。
・大人の女性をターゲットにしつつ、男性客も取り込みやすい雰囲気に。
・カフェの様におしゃれだけども、入りやすいお店に。
・居心地のいい空間と特別感を与えるため、セット面の間隔を広く。
・シャンプーブースとの境界をはっきりさせたい。
外観
「ファサード」と「間仕切り壁」に同色のモルタルと木製窓を配置することで、店の内外に連続性を持たせました。
内装
床が引き締まった色味の木目を選んだので、受付カウンターなどの家具類は明るいナチュラルな木目に。
木製窓は開閉可能で、明けた状態と占めた状態とでは、お店の表情が変わります。施主様も当社担当も、撮影いただいたカメラマンさんもお気に入りの場所に♪
待合スペースを外向きにお座りいただくことをご提案。コンセントも設置し、カフェのようにゆったりと過ごせます。
白と木目が基調の配色に、アクセントとして、ガラス素材のデザイン照明を用いました。木製サッシ部の塗装や、クロス・床材などの色味を、モダンでありながらやさしい雰囲気も残るように施主さまと調整を重ねました。
広々とした動線の確保。スタッフさんもスムーズな移動ができます。
お客さま一人一人に特別な時間を提供できるように、各セット面の向きをあえてばらつかせる。
スケルトン関節照明は、壁面自体が光ることで奥行きを感じさせます。
店内上部の間接光は、空間にやわらかさと印象の切り替えを与えられるよう計画。
こちらのセット面は、カーテンをかけることで、まつげエクステの個室スペースとしても利用可能。
まつげエクステの施術の際はカウンターの天板をたたみ、ベッドが設置されます。
シャンプーブース
格子からもれる光が、やわらかな印象を生みだします。
シャンプー中のスタッフ様からも、間仕切り壁のガラス越しにサロン内の動きも確認できます。
レストスペース
抑えた色味でツートンに配色、明るいレストスペースに。
夜の外観
acotの電飾看板から漏れる光によって、モルタル壁の質感が浮かび上がります。
少しはなれた場所からも、店内が明るく浮かび上がる印象に。ビルオーナーの許可を受け、ビルの角にもL字にサインを小さく配置。
サインはあえて小ぶりなサイズでスッキリとした印象に。
あとがき
最初にお会いした時から気さくで仲良くさせていただき、センスの良いオーナーさまでした。打ち合わせの中のご要望にはすべて、お客様への想いが存在していたと思います。すてきなお店ができました。