今回ご紹介いたします施工事例は、兵庫県尼崎市の「今井歯科クリニック」様の移転新装工事です。
阪神「尼崎」駅の近隣ビル、4Fから5Fへと拡大移転されました。ホームページより当社にお声掛けいただき、設計施工させていただきました。設計デザインは、田中が担当させていただきました。
海の青をイメージしたロゴから、テーマカラーをブルーに設定。
共有スペースの面したエントランスは水色のイメージ。
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自動扉のまわりは青色に配色。
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受付カウンターは紺色に。
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院内の奥へ進むにつれブルーが深くなっていくように配色し、より深層へと向かうような、患者様との関係性の深さとも比例するよう。
エントランスデザイン
紺色で引きしまった印象の受付カウンターまわり。こちらは壁を背にした待合い席を配置。
こちらは、壁に向かって座る待合い席を配置。近年は、壁に向かうタイプの待合い席も多く設置される傾向にあります。診療室に向かう階段の蹴上げ部分はトーンの違う色を使用し、段がそこにあることを強調。
診察スペースのデザイン
今井歯科クリニック様では導線混合を採用。患者さまとクリニックスタッフが同じ導線を通るスタイル。導線は重なりますが、院内のスペースを有効に使える大きなメリットがあります。
導線を中央に集約し、その部分だけをデザインや配色を変えることで、シンメトリーデザインの美しさと導線の利便性を両立。
中心の動線部分は、床の塩ビタイルと天井のクロスを配色や品番の切り替えだけでデザインし、全体的には統一感のあるクリーンなデザインに。白が多く、クリーンなイメージではあるものの、新しいデザインイメージに仕上がりました。
間仕切り壁は白で統一しているものの、異素材を組み合わせた作りにすることで、表情豊かな仕上がりになります。実際に触れてもツヤの「あり」・「なし」、ザラついたマットな素材感の違いや、ちょっとしたトーンの違いなどがあります。
実際に近くで見た場合は、そういった多様な印象を与えます。今回のクリニックデザインについて、クライアント様から高い評価をいただき、喜ばれました。
同じビル内で移転をお考えになり工事を想定した際に、当社ホームページを見てお声掛けをいただいたことに感謝します。さらに打ち合わせを重ね、当社をお選びいただきありがとうございました。