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グリッドフレームが求めるひと

株式会社グリッドフレーム

 建築やデザインの仕事の環境が変わってきています。言われたとおりのモノをつくるのでもなく、自分のつくりたいモノをつくるのでもない。

 そのクライアントと、そのデザイナー(またはチーム)だからこそ、生み出された世界。そのような共創の化学反応を、求めている方が増えてきています。

時間と記憶をつなぐSOTOCHIKU空間

 デザイナーは、プロジェクトのパートナーとして、専門家として、最短距離を通って、クライアントのバラバラな想いや希望を統合してひとつのカタチにすること以上に、対話をしながら、互いに発見し続ける旅の相棒であり、その旅を豊かにできる人物でなくてはなりません。そして、そのプロジェクトと社会との関わりの部分についての提議やよい問いかけができる能力を求められています。

 その意味では、ファシリテーター的にクライアントに疑問を投げかけたり、コーチング的に相手の思いを引き出したり、力を発揮させたりする役割、そしてリーダーシップ的に統率する役割等、すべてが必要で、まさに人間力を磨かなければ、できない職業と考えています。

 建築や内装における、デザインする人は意味を考えるひと、施工するひとは効率よく段取りしてつくるひとという従来の流れも変わってきているように思います。設計するひとが上流で考え、それを忠実にかたちにするという図式が崩れはじめ、デザインも施工ももっともっとやわらかな流れになっていくのではないでしょうか?

グリッドフレームが手掛けたアパレル内装

 例えば、それぞれに世界観を持つ建築家やデザイナー同士が協働して、新しい世界や価値観をつくったり、施工会社同士が得意分野を生かして、有機的に結びついた形で施工するなど。もちろん、業界外の人々とのコラボレーションや地域の人々とのコラボレーションなどもどんどん増えていくように感じます。建物や空間がどんどん街や人々に溶け込んでいくイメージです。

 

グリッドフレームの内装デザイン

 これからは、どのようなポジションの人も自分の頭で考え、自らの答えを出すことが求められます。

 このような時代の流れに対応するには、当たり前のことに疑問を呈することができ、想像力を働かせながら行動できる人が必要です。

グリッドフレームが手掛けた町のデザイン

 デザイナーや建築家が、プロジェクトを待って、デザインするだけではなく、問題を提起し、それを全体と調和しながら、新しい解決方法を見出す時代。そんな時代には、自ら発信できる能力も必要です。

 これらすべては、一朝一夕ではできない事ですが、互いに成長しあえるひとを求めています。まずは、つくりたい、という自分の気持ちをどう育てていくか、一緒に考えられるひとを待っています。

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