設計、施工、設計施工の違いとは?
内装工事を行う2つの方法
内装工事をする時に出てくるこの3つの言葉。設計はわかりますよね。施工もわかります。問題はこの「設計施工」というやつです。
「設計」は施工はできません。
「施工」は設計はできません。
「設計施工」は設計も施工もできます!というやつです。
「設計」+「施工」が別会社で組み合わさって仕事をするパターンと「設計施工」は同じ会社内に設計者と施工者がいる、もしくは同一人物が設計も施工もする。の2パターンがあるということです。
「設計」+「施工」と「設計施工」の違いとは?
それぞれのメリットは以下の様な感じです。
「設計」+「施工」パターン
・「設計」業務単体で発生する料金のみで生計を立てている人達ですので、一般的にはデザインの質 が高いと言われています。
・契約形態が「設計」と「施工」では違い、「設計」は委託契約になりますが「施工」は請負契約と なりなるため請負契約を交わした施工会社を設計が施主の委託をうけて管理するという事が可能に なります。そのため完成物の質は当然上がります。
・相見積りが可能になります。相見積りとは「同じ」設計図において数社の施工会社が見積りをする 事をいいます。
「設計施工」パターン
・一社で完結するため時間的なロスが少なく、スムーズに進みます。
・設計料、デザイン料が無いもしくは安いと言われています。
・施工が出来る人が設計もする場合は施工的なエラーを設計段階で予見できるため、不測の事態が起 こりにくいと言われています。
このようにどちらでもそれぞれ良い所があります。
逆にデメリットを考えた場合は
「設計」+「施工」パターン
・2者が関わるためプロジェクト自体は時間が掛かる。
・2者が関わるため設計料が単体として大きく見えてくる。
「設計施工」パターン
・ワンストップという名のブラックボックスになる可能性がある。
・相見積りができない。
・実は設計施工ではない。
以上の様な感じかと思います。
もっとも恐ろしくそして多いのは、「実は設計施工ではない」というやつです。これについてはこちらの記事で紹介します。