“工事を依頼されたお客様の想いを汲み取りそれをカタチにする”
その事がこの仕事の本分と思い日々現場に携わっています。
私達、設計施行業者は年間何件と工事に携わって行きますが、依頼して頂く案件がお客様にとって初めてのお店、独立開業の案件も少なくありません。
そのような立場にあるお客様にとっては人生を賭けた乾坤一擲のとき、
その想いを汲み取りカタチにしお客様の満足いくステージをご提供出来ればと思っています。
その為には毎回新鮮な気持ちで現場に取組み、一生に一度の物を創り上げる気持ちで工事に携わる気持ちが大事だと心掛けています。
限られた予算の中で最高の物を創り上げること。お客様に満足いただける物を。
そしてお客様の予想を超えるステージを創り、お客様に「感動」して頂くこと。
お客様の予想を超える物とは何か。
予算以上の材料を使い、予算以上の手間を掛け施工をすればお客様の予想以上の物は出来るかもしれません。
しかしそれは当然のことです。
予算の中で「予想以上の物」を作る為には取組み方で表現することではと思います。
その取組みとは何か。私の経験則でお伝えしたいと思います。
それは
“現場を綺麗に保つこと”です。
工事が始まると様々な職種の業者さんの出入りと共に様々な部材が現場に搬入され、現場内で加工されます。
加工に伴い大量のゴミ(端材等)が出ます。
現場の床も一日掃除を怠れば足の踏み場も無くなる場合もあります。
そういう現場でも、お引き渡しの際には綺麗にクリーニングをしうるので、一見すると現場が終わるときに綺麗ならば工事中は多少現場内が荒れていてもと云う考えの方も中にはいらしゃいますがそういう現場の仕上がりは良くは無いです。
それは何故か。
毎日掃除し現場内を綺麗に保つことで様々な事に気付き、隅々まで丁寧な施工が行き届くからです。
その為には現場管理をしている立場の人間として、毎朝その日に現場に来る職人さんより早く現場に到着し、掃除をしてから職人さんを待ちます。
その姿勢により職人さんも気持ち良く仕事ができ、良い施工ができます。
現場が終わる夕方には、職人さんが粗方の掃除をする場合が殆どですが
私は職人さんが帰路に着いた後、現場の清掃を再度自身で行います。
清掃をしていると、清掃箇所に注目しますよね。それにより施工の確認になります。
日中現場で職人さんが見落とした小さなミスをこの夕方の清掃で見つけ現場完了時の大きな是正に繋がらないよう防ぐことが出来ます。
そういう細かな確認が、工事が完了したときに日々現場を綺麗に保った現場と施工中は雑然としていた現場との差が出ます。
クリーニングが終了し、一見同じように綺麗に見えますが、端々まで綺麗な施工の行き届いた現場は日々現場を綺麗に保った現場です。
工事を依頼されたお客様は施工の内容は解らないことも多分にあるとは思いますが
私の経験上、工事期間中日々綺麗に保った現場はなぜかお客様にお引き渡しの際に
「想像以上の物を作ってくれた」と喜んで頂けます。
お客様のお仕事をなされるステージを満足いける「カタチ」で。
私もお客様に「感動」して頂けるか、乾坤一擲、尽力しています。