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「施工管理は人気がない職種なのか?」(後編)

株式会社アカンプリッシュ

私たちもこうして求人を出して感じ、
「内装の施工管理という仕事は、おもしろい仕事なのにナゼ人気がないのか?」
という疑問に対し、独断と偏見で書いてみた記事の後半です。

< 不人気理由(仮)・2 >

「イメージが華やかでない この仕事をやってみたい! と憧れる職業になっていない」

残念ながら、CAや弁護士、IT経営者のように華やかなイメージは施工管理の仕事には不足しています。
同じ「もの作り」という観点からいくとシェフ(料理人)のほうが良いイメージで認知されているため、就職の際の選択肢にも入りやすいのかもしれません。
たしかに月9などで、「主人公の仕事は施工管理」というドラマは今まで無いような気がします(もしあれば教えてください)。

う~ん、佐藤健さんあたりに主人公をやってもらい、施主の要求や風変わりなデザイナーの要望に悪銭苦闘しながら空間を創り上げていく、みたいなドラマがあったら結構おもしろそうな気がするのにな。
そうですね、上司は阿部寛さんにお願いしましょう。
そんなドラマがあれば、世の中の施工管理の見え方が変わってくるんじゃないかなぁ(妄想)

だって、本当にドラマみたいな仕事ですから(笑)

< 不人気理由(仮)・3 >

「仕事がキツい(労働時間が長い、習得に時間がかかる、難易度が高い)」

これも大きな要因になっていると思います。

設計職で就職しても最初は施工管理から、ということが少なくないと思います。
たしかに、施工のことが分からないと設計はできないですし、実際に設計した際にプロとして施工管理の人と対等に渡り合うことはできません。
ただ、その過程で挫折してしまう人も少なくありません。

労働時間については、ITを使うなどして短縮はできると考えています。

業界的にまだFAXでの発注業務が現役で「FAXを送るために会社に戻ります」なんていうこともザラで、こういったことの積み重ねで長時間労働になりがりです。 たしかに、夜間の現場はキツイですしね。

なので、弊社ではできる限りITツールは使って時間短縮をしたいと考えていますし、夜間の現場は年間に数件しかやりません。(夜中までオフィスに人がいる会社も多いですが、私たちの会社では「時間最短」は一つのテーマですので夜のオフィスはとても寂しいです)

また、習得に時間がかかり、難易度が高いという点もあります。
まず習得時間の面においては、一つの案件にある程度の時間がかかるため、経験数が積みあがらず、PDCAを速いスピードで回すことがでないことが要因だと考えます。

そして、全体的に難易度の高い仕事だと思います。
部材の特性や加工の方法、段取り、職人さんや設計者とのコミュニケーション、各役所への手続きなど、やることは山のようにあります。
これを急にやれと言われても無理な話しなので、分業するか時間をかけるしかありません。

ただ、これだけ障壁の高い仕事ですから、一度習得してしまえば、第一線で活躍できる期間の長い職種ですので、人生が長くなるこれからの世界においては良い職種だと思います。

などなどを妄想してみました。

認知と実務の両面から改善していくことができれば、業界全体でもっと盛り上がっていくのではないかと思いました。(私たちもがんばります!)

もし良かったら、私たちアカンプリッシュのHPへも立ち寄ってみてください。
https://accamplish.com/

 

 

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