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「施工管理は人気がない職種なのか?」(前編)

株式会社アカンプリッシュ

私たちもこうして求人を出しているのですが、その際に感じるのは、
「内装の施工管理という仕事は、おもしろい仕事なのにナゼ人気がないのか?」という疑問です。

設計と施工の職種で募集すると、応募者の数は設計のほうが多くあります。
空間を創る際に、設計も必要ですが施工をする人がいないと空間は完成しません。

しかし、「空間を創りたい」という方はどちらの職種を選ぶかと言えば、設計のほうを選ぶ方が多いです。
施工管理から設計の職種へジョブチェンジしたある人は「施工より設計のほうがしんどい」とも言っていましたし、決して設計のほうが楽な仕事という訳でもありません。

ではナゼ、施工管理の応募者数は増えないんだろうか?
と考えていますが、明確な答えは未だにありません。

もう、想像(妄想)するしかないので、妄想してみました。

そんな記事の前半です。

< 不人気理由(仮)・1 >

「大学や高専、専門学校に施工管理の学部や科がないので、身近でない」

建築・内装 = 設計・デザイン   という公式が学生の中で出来上がっていて、就職する際にも設計職がメインとなり、施工管理はサブ的な扱いになりがちになっているのではないか? という仮設です。

これは大きいな、と思いました。

業界全体としては、まず学生に仕事の魅力を知ってもらうことから始めなくてはならないかもしれません。
設計と施工では、その仕事に就くのに必要な特性(能力)は一部異なっていると考えていますので、母数は増えると思います。

また、IT業界では文系出身のSEも多くいますから、建築学科を出た人だけでなく、その他の学部からも広く募集することで、母数を増やしていきたいと考えています。

しかし、学生の認知という面では、実際に経済学部の大学生に会って話しをした際に「そんな職種があるんですか?」とかれたことがあります。
設計はイメージできても、施工管理という職種はまだまだマイナーで、仕事に就く方法すら分からないようです。

たしかに建築学部出身の人のほうが、事前の知識があるので習得は早いですが、そうも言っていられないですので、業務の標準化や分業をすることで未学習の人も対応できるようにしていきたいと考えています。

「認知」という観点からですので、非常に時間のかかる取り組みにはなると思いますが、避けては通れないのではないかと思います。

つづきは、後半にてご覧ください。

こんなことを考えていたりする私たちです。
もし良かったら、私たちアカンプリッシュのHPへも立ち寄ってみてください。
https://accamplish.com/

 

 

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