目指していること フィード 企業理念

「ゴミ」を「循環する資源」に変える

株式会社クスクス

完全循環型という発想

 以前の記事でもご紹介しましたが、株式会社クスクスでは「完全循環型デザイン」というアイディアを発信しています。循環可能な素材や仕組みを作り、各家庭や店舗、そしてまち全体を持続可能にしようという試みです。

 弊社では、そのアイディアをまとめてこちらのウェブサイト「完全循環型デザイン」から発信しています。今日は、そのアイディアの1つ、コンポストについてご紹介致します!

飲食店の食料廃棄問題

 日々飲食店オーナーさん達と接する中で、飲食店の食料廃棄問題は、深刻な問題の一つだと感じています。記憶に新しいニュースでは、写真映えする料理を注文し、写真を撮り、ほとんど手をつけずに捨てるという行為の増加が物議を醸しました。

 近年、欧米諸国や大企業を始め、食料廃棄量を削減する施策が次々と行われています。日本でもフードシェアリングのアプリなどが開発されていますが、鮮度や品質への厳しい見方もあり、食料廃棄は減らせていないのが現状です。

食料廃棄物は「ゴミ」ではなく「循環させるもの」

 そこで、私たちクスクスが考えたのは、食料廃棄物を「ゴミ」として捉える代わりに「循環させる資源」として捉えることです。もちろん、無駄な廃棄を削減することは、大きな課題であることに変わりはありません。

 しかし一方で、どうしても出てしまう廃棄物を「資源」として活用することで、持続可能な社会の仕組みを作ることもできるという点に着目しました。

コンポストの役割

 ここで重要な役割を果たすのが、「コンポスト」です。飲食店脇にコンポストボックスを設置し、店舗で出た食料廃棄物を堆肥として生まれ変わらせ、お店で提供する食物を育てるのに使用したり、コミュニティの中で分け合ったりすることで、「ゴミ」を「循環する資源」に変えます。その堆肥で育った野菜やハーブは、最も新鮮な状態で店で提供することができます。

店舗fururi(フルリ)のコンポストボックス

実際にコンポストを活用している店舗事例

 祐天寺にあるカフェ&バー「fururi(フルリ)」では、店舗の脇にコンポストボックスを設置し、お店で出た生ゴミを堆肥に変え、その堆肥で店で出しているバジルやミント、ピーマン、パクチーなどのハーブを育てています。

 お店で育てた野菜は、鮮度も愛情も満点。時には上手くいかないこともあるものの、意味と目的を見失わずにいるからこそ、オーナーさんご自身のペースで無理なく続けられているとのこと。

そもそも、コンポストとは

 コンポストにあまり馴染みがないという方も多いかもしれません。コンポストとは、生ゴミや下水、農産物廃棄物などの有機物を微生物の働きで分解させて堆肥にする処理方法、またはその堆肥のことを指します。

 その堆肥は、有機物が単に腐った状態ではなく、何千種類もの微生物が食べたり食べられたりしながら複雑な生態系をつくり、栄養豊富な堆肥になった状態。この腐葉土は、自然の営みをより豊かにします。

コンポストの可能性

 腐葉土は、畑に返り、私たちが口にする食物を育んでくれます。そして、美味しく頂いた食物の残りはまた堆肥になり、新たな食物を育みます。

 コンポストの活用を奨励している自治体も多くあります。まずは家庭から始めてみる、というのも大きな一歩です。

未来へ

 私たちは、コンポストが各店舗やまち全体に普及したシステム・環境をつくることができれば、無駄な廃棄物を減らし、クリーンなエネルギーを生み出すことができると考えています。

 株式会社クスクスでは、地球と生き物に優しい、持続可能な社会を実現するアイディアを発信することから始めています。少しずつ、それらが形になる様、取り組んでいます。ご興味ある方は、こちらのウェブサイトにてその他のアイディアも発信しているので、ぜひご覧ください!

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