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1日の素敵ポイントになりたい!女性オーナーさんの思いを叶えたカフェバー

株式会社クスクス

女性オーナーさんとの出会い

 オーナーさんとの最初のご面談は、出店予定地、目黒区祐天寺のとあるカフェでした。お会いした時には、既に物件を契約されており「予定よりもトントン拍子に進んでしまった」と明るく笑うオーナーさんが印象的でした。オーナーさんのセンスと愛情がこもったお店は、いつしか、お店のファンの方達と一緒に作っていくお店となり、成長し続けています。

店舗コンセプトその1:1日の素敵ポイントになる!

 お店の理想の顧客像は、20代・30代の女性と想像していたオーナーさん。「今日も1日働いた!でも、何だか物足りない・・・」そんな時に気軽に遊びに来る選択肢の一つになりたいと言うオーナーさんの思いを大切にしました。若い女性であれば、ちょっとお酒を飲みたいけどバーだと一人では入りづらいと感じることも多いのではないか、という気遣いから、カフェバーという形態になりました。

店舗外観

店舗コンセプトその2:「循環型システム」を飲食店で

 理想の顧客像と「カルチャーのある(生まれる)お店にしたい」というオーナーさんの思いを聞き、弊社からは「循環型システム」をご提案させて頂きました。具体的には、店舗脇にコンポストボックスを設置し、お店で出た生ゴミ等はコンポストで堆肥にし、その堆肥で、お店で使うハーブなどを育てるなど。また、家具や装飾に廃材を活かすなど。オーナーさんもこの価値観に共感して下さり、それをインテリアデザインに落とし込むことになりました。

店舗脇に設置したコンポスト

コンセプトをインテリアに再現する!

 特に20代・30 代の女性が「脱力(リッラクス)」できる空間を作りたいというオーナーさんの思いを反映させるべく、各席の空間は十分に取り、上がっていた床は下げ、開放感を生み出しました。大きなガラス窓を生かし、昼間は太陽光がふんだんに入る空間に。夜は少し表情を変え、ちょっぴり色っぽい空間になるよう、照明の種類や配置にこだわりました。もちろん、照明には再生ガラスなど使用しています。

店舗内装

「カルチャー」を生む店

 お店で作ったコンポスト(堆肥)で育ったバジルやミント、ピーマン、パクチーなどのハーブは、美味しい料理になり、出た生ゴミは再びコンポストとなり、新たな命を育みます。また、店内家具は廃材となった木材から作られたものを採用したり、陶器の廃材を利用して壁を作ったりするなど「循環」をテーマに、自然体で新たなカルチャーを発信するお店となりました。今では、常連さんもハーブの種植えを手伝ってくれたりするそうです。

fururiで育てているハーブ

最後に

 競合も多い東京都祐天寺にて多くのお客さまに愛されるお店となったカフェバー「fururi(フルリ)」。オーナーさんとのインタビュー記事もありますので、ぜひこちらからご覧ください!

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