こんにちは、株式会社ベイシススペースデザインでデザイナーとして働いている齊藤と申します。今回は新人デザイナーとして心がけていることについてお話ししたいと思います。
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常日頃における心がけ
1:雑記
デザイナーとして仕事をする上で心がけていることは身近にある細かなことを記録することです。仕事でのメモをすることは当たり前ですが、建物のディテール、何気ない物の形状であったり、机のレイアウトなどだけではなく通行人の服装の色合いやデザインの考え方なども記録することでデザインのネタをできるだけ多く集めています。
2:寸法
寸法感覚を養うことは大切なことだと考えています。寸法感覚をどう養うかですが、私はお店で座りやすい椅子などがあった際に何気なく測定し、記録しています。このような反復を行なって行くことや仕事をこなしていく上で寸法感覚が備わってくると思います。
3:行動観察
空間を考える上で大切となるのは動線計画です。そこで日常における人々の行動を観察することで様々なことが見えてきます。例えば席のレイアウトでどの席にどういった人が座っているかということやお店の方がどういった行動で動いているかなど収集できる情報は莫大な量があります。
デザインする上での心がけ
1:動線計画
店舗のデザインでお客様のご要望を元にどう寸法を合わせていくことは大変ですが、どう解決していくかが楽しみの一つでもあります。お客様側からやお店の方側の多角的な目線で見ていく必要があり、業態によっても動線は変化するため常日頃からの観察を活かすようにしています。
また寸法といった所も設計する上では切りのいい寸法で統一して行っていくなどの細かな所も心がけるようにしています。
2:色彩
色は空間をデザインする上で空間を左右する要素であります。考え方としては取り扱う料理によってその料理を引き立たせる色合いにすること以外にもそのものが持つ歴史やその土地が持つ歴史から考えることがあり、空間にふさわしい色合いを選定しています。
3:歴史との繋がり
上文で書きましたが歴史的な要素からのデザインは主にポイントとして入れることがあります。ただ具体的な形で取り入れるのではなく抽象的な形状であったり、色合いなどに置き換えて加えています。そこで大切としていることはそれぞれポイントとなっているものを空間的につなげ一体感のある空間にすることです。そのことにより歴史的な要素が空間と調和し、全体がまとまりを持つことでデザインが成立すると考えています。
デザイン・設計をすることは
働いて約一年やっとたちましたがその中でデザイナーとして大切だなと思った感じたことは「気づき」です。上司の言っていたことを気にして分からない言葉などを記録するのはあたりまえですが、今の流行りに目をむけることなど何気ないことに気づくことが大切なのだと考えています。そういった何気ないに気づけるということがお客様の何気ない意見や行動などにきづけ、いい計画ができるのだと思っています。